業者に抜根を勧められたけど、本当に必要なの?

庭木を伐採したあとの根っこの扱いは、「必ず抜かなければならない」とは限りません。
状況によっては、抜根が不要なケース、あるいは抜根しない方が適しているケースもあります。

この記事では、現場での経験をもとに
「抜く・残す・枯らす」
それぞれの判断基準をわかりやすく解説します。
「費用を抑えたい」
「でも後悔はしたくない」
という方は、ぜひ最後までご覧ください。
まず確認|伐採後の根っこを「放置」するとどうなる?
切り株をそのままにすると、いくつかの問題が起こる可能性があります。

ただし、
すべてのケースで必ず起きるわけではありません。
木の種類や植えられている場所によって、リスクは大きく変わります。
① 再発芽・再成長
樹種によっては、幹を切っても根に残った養分を使って新芽が生えてきます。
特に、
・ケヤキ
・ウメ
・シラカシ
・ウバメガシ
などは萌芽力が強く、切り株から何度も芽吹くことがあります。
放置すると、数年後には再び大きく成長してしまうケースもあります。
② シロアリの巣になるリスク
腐食が進んだ切り株は、シロアリが好む環境になります。

ただし、
家屋から十分離れた場所の切り株であれば、
住宅へ直接被害が及ぶケースは多くありません。
「切り株がある=すぐにシロアリ被害」というわけではありません。
③ 地盤沈下・地中の空洞
根が腐ると、地中に空洞ができることがあります。

そのため、
車が乗る場所
コンクリートを施工する場所
では注意が必要です。
一方で、庭の片隅に切り株を残しておく程度であれば、数年で大きな問題になるケースは多くありません。
④ 地中で根が伸び続ける(樹種による)
竹や一部の樹種は、伐採後も地下茎や根が伸び続けることがあります。

特に、
家屋から1〜2m以内
にある大きな木では、
・配管
・建物の基礎
へ影響する可能性があります。
重要なポイント切り株を放置したときのリスクは、
・樹種
・幹の太さ
・家屋や配管との距離
・今後の土地利用
によって大きく変わります。
「必ず危険」「必ず抜根が必要」とは言えません。
状況に応じて判断することが大切です。
抜根すべきケース・不要なケース・してはいけないケース
これが、この記事で最もお伝えしたいポイントです。
弊社では、「費用を抑えたい」というお客様には、特別な事情がない限り、抜根ではなく伐採のみをご提案しています。

抜根が必要かどうかは、現場の状況によって判断することが大切です。
【必要】抜根した方がよいケース

抜根をおすすめするケース・コンクリート・アスファルト舗装を予定している(根が腐ると地盤沈下の原因になる)
・建物の基礎工事・増築を予定している
・根がコンクリートを持ち上げ、ひび割れが進行している
・ケヤキ・ウメ・シラカシなど萌芽力の強い樹種で再発芽を繰り返している
・切り株が家屋から1m以内にあり、シロアリリスクをできる限り排除したい
【不要】抜根しなくてもよいケース
伐採のみで十分なケース・砂利敷きや防草シート施工のみを予定している
・当面は庭としてそのまま維持する予定
・木が家屋から2m以上離れている
・松・杉・モミジなど萌芽力の弱い樹種
・費用を抑え、必要になった時点で抜根を検討したい
実際の現場では、このケースが最も多いです。
慌てて抜根しなくても問題ない庭は少なくありません。
【注意】抜根しない方がよいケース(重要)
無理な抜根は危険です・根が水道管・ガス管・排水管に絡んでいる
・フェンス・カーポート・建物基礎と密着している
・重機が入れず、手作業で無理に引き抜く必要がある
・根がコンクリートを完全に貫通している
このようなケースでは、無理に抜根すると配管や構造物を破損する恐れがあります。
修繕費が数十万円以上になるケースも珍しくありません。
業者から「絶対に抜根した方がいい」と言われました。
現地を確認せずに抜根を勧める業者には注意しましょう。
配管や基礎との位置関係を確認してから判断することが重要です。
抜根せず「枯らす」という選択肢|費用と時間のトレードオフ
「今すぐ抜根するほどではない」
「でも再発芽だけは防ぎたい」
そんな場合には、根を枯らす方法という選択肢もあります。
方法①|切り口に除草剤を塗る
伐採直後の切り口へ除草剤を塗布する方法です。

木が生きている状態で施工する必要があり、タイミングが重要になります。
通常は半年〜1年程度で根まで枯れることが期待できます。
注意点周囲に植栽がある場合は、薬剤が影響する可能性があります。
方法②|黒いビニールで遮光する
切り株へ黒いビニール袋を被せ、光を遮断する方法です。
薬剤を使わずに済みますが、完全に枯れるまで1〜3年程度かかります。
方法③|腐葉土で覆って土へ還す
切り株を腐葉土で覆い、乾燥しないよう定期的に水を与えながら自然分解を促します。
時間はかかりますが、薬剤を使いたくない方に向いています。
DIYで抜根する場合の現実
インターネットでは、
「直径5cm以下なら自分で抜けます」
という記事も見かけます。
しかし、実際の現場ではそれほど簡単ではありません。
DIYでよくある失敗・幹は細いのに根が2〜3m以上広がっていた
・途中まで掘って体力が尽きた
・道具が足りず途中で断念した
高さ1m・幹径10cm未満程度の小木であれば、自力で対応できる可能性があります。
しかし、それ以上の木では、
道具・時間・体力を考えると、結果的に業者へ依頼した方が安く済むケースも多くあります。
抜根の費用相場(処分代・整地費・重機代込みの支払総額で確認を)
相場を見る上で大切なことインターネット上で紹介されている抜根費用の多くは、「工賃のみ」です。
実際には、
根の処分費
整地費
重機代
が別途かかることも少なくありません。
必ず支払総額で比較しましょう。
抜根費用の目安(幹径別)
| 状況 | 抜根の必要性 |
|---|---|
| コンクリート舗装・建物基礎を予定している | 必要(根が残ると地盤沈下の原因になる) |
| 駐車場・タイルを予定している | 必要(根が成長して舗装を持ち上げる) |
| 砂利敷き・防草シートのみの予定 | 不要なケースが多い |
| 当面は何もしない・売却予定 | 伐採のみで様子を見る選択もある |
ご注意竹・桜・ケヤキなど根張りが強い樹種は、通常より1.5〜2倍程度費用が高くなることがあります。
「工賃のみ」に追加でかかる費用
| 項目 | 費用の目安 |
|---|---|
| 根の処分費(幹回り15cm未満) | 3,000〜10,000円 |
| 根の処分費(幹回り30〜60cm) | 10,000〜20,000円 |
| 整地費(穴の埋め戻し・転圧) | 1,500〜1,800円/㎡ |
| 重機費(ショベルカー・ユンボ) | 20,000〜50,000円/日 |
| 重機費(クレーン) | 100,000〜200,000円/日 |
見積もりが安いと思ったら、あとから追加料金がありました…
見積書に
処分費・整地費・重機代
が明記されているか必ず確認しましょう。
「一式〇〇万円」という見積もりだけでは、内容が分からないことがあります。
実際の費用例・支払総額はこちら
この記事を読んでいただくことで お庭のお困りごとの予算がわかる ようになります! 相場を知る上で大切なことインターネット上にある「伐採」などの費用相場は、 「枝葉などの処分金額」が記載されていないことがほどんど。 「工賃」だけでなく、「出張料」などがかかる場...
「今抜根しない」と将来どうなる?|長期コストで考える
「今は抜根しない」という判断が、将来どのような影響につながるのかをケースごとに見ていきましょう。
ケース①|砂利敷きにして当面は何もしない
再発芽しにくい樹種であれば、数年間は大きな問題にならないケースがほとんどです。
地中で根が腐っても、防草シートや砂利の下であれば表面への影響は限定的です。
将来コストほぼゼロ
※萌芽力の強い樹種では再発芽への対応が必要になる場合があります。
ケース②|将来コンクリート舗装を予定している
舗装工事の際には抜根が必要になります。
根が腐食していると抜根が難しくなり、地中の空洞を埋め戻す追加工事が必要になることもあります。
ポイント舗装を予定しているなら、伐採と同時に抜根した方が結果的に安くなるケースが多くあります。
ケース③|萌芽力の強い樹種を放置する
ケヤキやウメなどは、半年〜1年ほどで新芽が出てくることがあります。
放置すると毎年剪定や草刈りが必要になり、数年後に再伐採となるケースもあります。
将来コスト再伐採費用として数万円以上かかることがあります。
除草剤処理や抜根を先に行った方が安く済む場合もあります。
ケース④|切り株が家屋から1m以内にある
家屋の近くでは、シロアリ被害のリスクを完全には排除できません。
万が一シロアリ被害が発生すると、
駆除費用だけでも12〜24万円程度
補修工事まで必要になれば、さらに費用がかかります。
家屋の近くは早めの判断を家屋から1m以内の切り株は、早めの処理を検討することをおすすめします。
業者選びで確認すべき3つのポイント
① 処分代・整地費込みの見積もりか
見積書に「抜根工賃」だけしか記載されていない場合は、
処分費・整地費・重機代が後から追加される可能性があります。
弊社では、処分代・運搬費を含めた支払総額を見積書へ明記しています。
見積もりを超えるご請求はありません。
② 自社施工か仲介業者か
見積もりサイトの中には、受注後に別の業者へ依頼する仲介型サービスもあります。
仲介業者のデメリット・仲介マージンで費用が高くなる
・現場へ要望が伝わりにくい
・担当者と施工業者が異なる
弊社では、個人邸宅の施工は自社施工で対応しています。
③ 「抜根不要」と正直に言える業者か
「絶対に抜根した方がいい」と言われました。
現場によっては、
抜根が不要なケース
抜根しない方が安全なケース
もあります。
現地を確認したうえで「今は不要です」と言える業者をおすすめします。
よくある質問
Q. 切り株は地面と同じ高さに切れば、そのままでも大丈夫ですか?
萌芽力の弱い樹種であれば、地際まで切り詰めて除草剤を塗布することで問題ないケースが多くあります。
ただし、
コンクリート舗装を予定している
家屋の近くにある
場合は抜根を検討しましょう。
Q. シロアリは切り株があると必ず発生しますか?
いいえ。
切り株があるだけで必ず発生するわけではありません。
腐食・湿気・家屋との距離など、複数の条件が重なった場合にリスクが高くなります。
Q. 竹の根は特別難しいと聞きました。本当ですか?
はい。
竹は地下茎が広範囲へ伸びるため、通常の庭木より1.5〜2倍以上の費用になるケースがあります。
Q. 見積もりだけでも大丈夫ですか?
もちろんです。
「相場だけ知りたい」
「抜根が必要か判断してほしい」
という段階でもお気軽にご相談ください。
抜根が本当に必要か、まず相談を
不要な作業はおすすめしません。
必要な場合だけ、その理由を丁寧にご説明します。
弊社・井越企画では、埼玉県草加市を拠点に、庭木の伐採・抜根・庭じまいを自社施工で行っています。
相見積もりも歓迎しておりますので、お気軽にご相談ください。
井越企画(株式会社エスバー)TEL:048-919-2977
受付時間:月〜日 9:00〜18:00
対応エリア:埼玉県・東京23区・千葉・栃木・群馬・茨城(一部)
費用例・料金の目安はこちら
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